R-15(最終話:第12話)
▼最終話
まぁ色々と超絶展開だった気はするけど、どうやら吹音[ CV:福原由莉那 ]も閃学園に残ることになったみたいだし、ひとまず一件落着か。しかし丈途[ CV:合田彩 ]がポルノ魂をぶつけた歌詞の意味を吹音が理解してないとは。俺はてっきり、吹音が丈途の本気に心打たれたのかとばかり。
合唱で締める演出はなかなか良かったし、歌詞はともかく合唱曲っぽいメロディも悪くなかったんだけど、どうにも何故かオーケストラが登場した付近から雲行きが怪しくなり・・。「こんな感じに聞こえた」っていう演出は良いんだけど、どう聞いても管楽器の音は聞こえないのにホルン(かたつむりみたいなヤツね)とかフルートを演奏している画はいかがな物か。
吹音の呼び方が「丈途くん・・」に変わったとは言え、まだこの二人の関係はお友だちの域を出ていない雰囲気だし、謡江[ CV:柏山奈々美 ]もサバサバしているようで、まだ丈途を追っかける気まんまんみたい。原作がまだ未完だと思うので、アニメとしてはちょうど良い具合の最終話だったかな。
▼おそらくアニメ向きでない
原作はラノベ。この作品の傾向からして、丈途よろしく、文字面でいろいろな妄想を楽しむ作品だと思う。じゃあそれを具体的な動く絵にしてみると面白いのか?たぶん、そうじゃないんだろう。現に俺はそうじゃなかった。映像化する段階で制作陣も容易に想定できる事だと思うんだけど。原作も売れてるし、そのままでいけるんじゃね?という安易な発想で世に出したんだろうか。
▼輪をかけてキャストが
1話の感想同様、最後までメインのキャスト陣の演技には疑問符。「敢えて素人っぽく演じてみました」って事は無いだろう。だってそんな事する意味ないし。それこそ高校の文化祭の出し物を見ているかのよう。1クールという短い期間もあり、最後まで演技面での進歩もなし。
この作品では、メインキャストのほぼ全員が角川グループのプロダクション・エースから新人・若手が抜擢されていて、音響監督も同プロダクションの下部組織で講師を務める(ここ)など、誰が見ても完全に角川べったり。もはや誰も物を言える状態では無かったんだろう。金に群がる人たちの魂胆が透けて見えるどころか、露骨に表に出すぎ。
▼そろそろ修正頼みは考え物
テレビでは映像の一部をトリミングしておいて、Blu-rayではそれが取れてます!的な安易なやり方は、そろそろ考え直してはもらえないだろうか。別に隠れてるのを全部取れとは言わないから、最初から見えないように作画しておけば良いし、Blu-rayもそれで売れば良い。魔乳秘剣帖みたいにとことんこだわる作品はアリだと思うけど、あちらが果汁100%ジュースなら、こちらは着色料と香料でそれっぽく仕上げた無果汁のジュースっぽい何かでしか無いんだから。
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