輪るピングドラム(第22話)
たぶん冠葉[ CV:木村昴 ]は、敢えて真砂子[ CV:堀江由衣 ]を遠ざけようとしていたはず。自分が何をしているか、どうしようとしているか知ってしまえば、おそらく真砂子は冠葉を助けようとした。
陽毬[ CV:荒川美穂 ]を助けるために、陽毬以外の人の命をないがしろにする。陽毬の言うことに耳を貸さず、自分の命を犠牲にして、ただひたすらに陽毬のため。冠葉のエゴのような気もするし、自己犠牲の上に成立する美しい兄弟愛のような気もする。正直、俺にはどっちが正しいとも言い切れない。
間もなく最終話を迎えるんだけど、最終的に誰が正しいとか悪いとか、おそらくはそう言う尺度で簡単に測ろうとすると、この作品のストーリーを見誤るような気がする。陽毬、冠葉、晶馬[ CV:木村良平 ]が、「生きること」「生きていたこと」にどういう結論を出すんだろうか。
ところで、21話で多蕗[ CV:石田彰 ]を刺したのは、翼[ CV:朴ロ美 ]だったか。完全に過去の人だったから、想像もつかなかった。
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