THE IDOLM@STER(最終話:第25話)
▼最終話
そこで1クール目のOPの映像に繋げてきたか!やっぱり最後はアイドルらしく、大舞台でファンの前で締めくくって欲しいとは思っていたけれど、このリンクにはちょっと痺れたな。律子[ CV:若林直美 ]が入ってる時点で、あのOPの映像は"OP専用"とばかり思っていたのに。嬉しい誤算。
一方で少し寂しい出来事も。せっかくここまで築き上げてきたいろんな物が詰まった事務所を、移ってしまうのか。1話の最初からあのひなびた雰囲気、テープで窓ガラスに貼り付けた"765プロ"の文字、そういう一つ一つ要素が逆に良い味出してたのに。少しだけ感傷に浸りつつ、だけどこれも次へのステップだ!と整理をしようとしたところで、このオチですか(笑)。
とは言え、これもまた765プロらしいといえばらしい展開。春香[ CV:中村繪里子 ]の言うとおり、765プロのアイドルたちがみんな揃ってプロデューサー[ CV:赤羽健次郎 ]を出迎えたり、お花見したりできる喜びと嬉しさ。自分もまるでその輪の中に入っているかのような充実した気持ちで、最終回を堪能できた。
▼アイドルと一緒に成長
原作のゲームが「育成シミュレーション」であるように、この作品の大きなテーマは"成長"だ。このアニメのストーリーでも、それがはっきりと見て取れたし、自分もその中に入って上を目指しているような、そんな仮想体験を楽しませてくれる。特にどのキャラクターという訳でもなく、広くいろいろなキャラクターのエピソードに手を広げても、中身はちっとも薄くならなかった。
▼キャラ同士の相乗効果
これだけ大勢のキャラクターがいるのに、誰一人として埋もれた感じがしない。最初は顔も名前も全然知らなかったし、これは最後までに全員覚えられるのか?と思っていたんだけど、気がつけば顔を見ればどんな女の子で、今何を悩んでいて・・みたいなところまで全部覚えていた。このキャラクターとストーリーの絶妙なバランスが成立していたのは、シリーズ構成がしっかりしている証拠だ。
▼面目躍如か?
Aniplexお得意のソニー固めだったこの作品。もちろん一番の気がかりはA-1 Picturesだったんだけど・・。今回は「良い方」のA-1だったようで、ライブシーンや女の子たちの表情とか仕草を含めて、2クールしっかりと乗り切った。いつもこのレベルなら安心できるんだけど。
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