へうげもの(第37話)
「手前を評しろ」と言った秀吉[ CV:江原正士 ]の言葉にも、利休[ CV:田中信夫 ]は反応しなかった。良いとも悪いとも言わず、そして表情すら変えることなく、大きく振りかぶって「お世話になりました」の一言。
利休は「秀吉に自分と同じ葛藤を」と言っていたけれど、本当にこれで秀吉の精神にダメージを与えたのか?利休が無表情だったなら、対して秀吉ももう利休に対して怒りの感情をも持っていないかのような、余裕すら感じられた。これじゃああまり効果は・・と思っていたところで、利休が懐から取り出したのが楢柴。まさか、まさか天下三肩衝である楢柴を?
利休の行動はそのまさかだ。数寄の世界に身を置いていたはずの利休が、自らの手で最高傑作とも言うべき天下三肩衝の1つを破壊する。このあり得ない行動に、秀吉の反応もまた、言葉では表現できないような驚きやら怒りやら、いろいろな感情が混ざりに混ざった表情に豹変。
もしこれで利休が「追放」で済まなくなるとするならば。果たして織部[ CV:大倉孝二 ]はどうする?既にストーリーの傍流へ押し流されている感のある織部だけど、そろそろ主人公らしい存在感を見せても良い頃だ。
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