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あの夏で待ってる(最終話:第12話)

▼最終話
ここへたどり着くまでに積み重ねてきた。海人[ CV:島崎信長 ]イチカ[ CV:戸松遙 ]のモノローグ。その内容から、二人の別れは避けられない瞬間。そしてその時が遂に来てしまった。

柑菜[ CV:石原夏織 ]が振り返りざま空を見上げ、そして海人が窓から空を見つめる。これはもしかして?そんな希望を抱かせつつ、最後は映画の上映。あれ、音が入ってる?元々、檸檬[ CV:田村ゆかり ]の撮っていた映画は、無声だよな?

画面に映るイチカが羽織っているのは、紛れもなく七海[ CV:久川綾 ]のお土産!あくまで間接的に描かれるハッピーエンド。ラブストーリーとしては少し古くさい手法だと思うけど、そこが逆に俺的にはツボだったな~。

そして個人的には、檸檬の残した映像で涙をこさえきれなかった柑菜を見ているのが、やっぱり辛い。やっぱり柑菜の中では、まだ海人は「好きだった人」にはなってないんだ。このあたり、Blu-ray特典のドラマCDとか、もしくは後日談OVA的なフォローは?何故か値段の高い6巻に期待。

▼王道ラブコメ
黒田洋介と羽音たらくが手がける青春ドラマ。イチカの宇宙人設定と、檸檬という反則キャラのおかげで、ちょっとぶっ飛んではいるけれど、やっぱりこの作品はラブコメ。最近はその設定に大きく依存したシナリオの作品も多いけれど、この作品はそれよりもキャラクターの内面をより深く描いている。

俺が「面白い!」と思えるラブコメ作品は、主人公やヒロインの誰かの視点に没入して、その世界観が楽しめるかどうかが基準になっている。この作品の場合、俺がすっかりやられてしまったが柑菜だ。海人と柑菜のハッピーエンドがあり得ないと分かっているからこそ、より一層、柑菜に感情移入してしまった。

▼郷愁を誘う風景
この作品の時代設定は、作中ではそれほど明確にされていないけれど、おそらく15年~20年くらい前ってことになるんだと思う。海人の暮らす田舎の風景に、自分の中には全く無いはずの郷愁の思いを感じてしまう。

J.C.STAFFの制作としては、近年あまり多くなかった写実的な風景(というかおそらくトレース)と、キャラクターのアニメ的な色彩設定も、何故か違和感なく見る事が出来てしまう。これも映像クオリティの高さがなせる技って事かな。

▼シリーズ10周年
「おねがい」シリーズが世に放たれて10周年の今年。Blu-rayのリリースやイベントの開催で盛り上がる中、敢えて明確にはされていないけれど、この作品がそれを記念して制作されているという一面があることは、最終話で海人とイチカが木崎湖にたどり着いたことからも、100%確実。

「おねがい」シリーズに相当な影響を受けて、何度も木崎湖に行って、その度に思うところがあって。今度の木崎湖への旅は、また違ったものなりそうだ。

あの夏で待ってる(@AT-X HD!) / アニメーション制作:J.C.STAFF

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