黄昏乙女×アムネジア(第10話)
無我夢中で、目を背けたくなるような夕子[ CV:原由実 ]の現実に、しかし瞬きすら忘れて見入っていた。貞一[ CV:代永翼 ]だって、学校に向かった夕子に身に起こることが分かっていたはずだ。それでも叫ばずにはいられない。
それは俺も同じ心境だった。もしここで、貞一が過去に干渉することが出来るのなら、何か違う未来に繋げることが出来るなら。それがあり得ないと分かっているはずなのに、心の何処かでそれを願っていた気がする。ホラーとはまた違う恐怖感、夕子の体験をまさに追体験していたような、渾身のシナリオ。
夕子目線でのカットもまた、今回のエピソードへの没入度を高めてくれたよね。たぶん、ああいう不規則な上下左右の動きが多いシーンって、アニメで作るのは結構手間だと思う。それを惜しみなく見せてくれた今回の演出は、ストーリーとも上手くリンクしていて言うこと無し。
ちなみに、咳き込む村民の様子を見ると、おそらくここで言っている「疫病」は結核なんだろうと思う。差別やら偏見やらがあるので、なかなか作中で具体的な病名は出せないんだと思うけどね・・。
黄昏乙女×アムネジア(@TVK) / アニメーション制作:SILVER LINK.
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