リトルバスターズ!(最終話:第26話)
▼最終話
理樹[ CV:堀江由衣 ]の「記憶」はどうなってる?もしかして、このまま何も出てこないまま終わるのか?なんかそんな予感すらしていた26話。このままハッピーエンドとは、Keyのゲームらしくないとも思っていた。
「リトルバスターズ!Refrain」というのは、ゲーム本編をクリアした後、全ヒロインの攻略が終わった後にプレイできるシナリオらしい。そのシナリオと同じ名前を付けるということは、このテレビ放送されたリトルバスターズ!で張られていた伏線は、全てそこで回収されるということなんだろう。
媒体を明言していないあたり、もしかすると劇場アニメか?このRefrainがリトバスの真骨頂、というかこれが全てという話も聞くので、出来ればテレビアニメで放送してくれるとありがたいけど。26話の内容自体は、最終話として綺麗にはまとまったけど、ちっとも終わった気はしない。
最初から3クールアニメとかにする案はなかったんだろうか?やっぱりこの最終話から少し時間を空けたいのかな。
▼膨大なシナリオ
ゲーム未プレイの俺でも、この作品のシナリオプロットが相当な量だってことは理解出来る。というより、これをゲームでプレイするのはかなり辛い気がする・・・。だってストーリーのテンポが悪すぎるよ。
おそらくゲームだと「誰かのシナリオ」がベースにあって、そして攻略対象ヒロインがいるから良いんだろうけど、アニメは敢えて恋愛ADVの恋愛要素を取り払ったようなシナリオの構成。それ故、何か前に進んでいるようでもあり、足踏みしているようでもあり。
この友情物語こそがリトバスの真骨頂!ってことなんだろうけど、それにしても長いという印象からは逃れられないな。
▼攻略対象じゃないヒロインたち
普通に考えると、理樹と誰かがくっつくのが各キャラクターのシナリオなんだと思う。鈴[ CV:たみやすともえ ]とか、クド[ CV:若林直美 ]とかね。
特に鈴とか小毬[ CV:やなせなつみ ]は「なにかあるぞ!」と思わせておいて、結局この2クールの放送では単なる登場人物の1人としてか描かれていない。どのキャラクターも、どこか掴み所がないまま最終話を迎えてしまったかな。ちょっともったいない。
▼あくまでアニメ的な絵
これまでKeyの作品は京アニが手がけることが多かった。今作はJ.C.STAFFの制作。結果的には、良くも悪くもJ.C.STAFFのアニメになってしまったかな。キャラクターの作画クオリティは悪くないんだけどね・・。
やっぱりキャラクターの仕草、髪の毛や洋服の動き、そういう細かいクオリティは到底京アニには及ばない。キャラクターの作画の質は悪くないと思うけど、色づかいとか背景は随分と単純でベタっとした印象で、空間的な広がりを全く感じない。そしてとどめは相変わらずの輪郭のモヤッとした、シャープネスのない映像。
失敗とは言わないけど、これがJ.C.STAFFの全力投球の結果なのか?
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コメント
こんばんわ。
ほんとにお久しぶりです。Shiongです。
ブログ毎日読んでますよー。
リトルバスターズ!だけど、アニメはあのゲームをよく咀嚼してまとめたなあと思います。声優もほぼゲームのままだし。
自分はPSVitaでやったけど、テンポが悪すぎるっていうのは同感です。ただ、それも最後になればすべて意味が分かります。
アニメ見てると伏線はりまくりで見てる人が覚えてるか謎だけど、こんな歳になっても涙が止まらなかった話だから、ぜひラストまで追いかけてもらいたいです。
でわー!
投稿: Shiong | 2013年4月15日 (月) 00時35分
久々のコメントありがとうございます!
今のところリトバスに対してはどう評価していいのかというのが正直なところです。
だけど、Keyのゲームが原作なら必ず最後に期待を裏切らない何かがあるはず!という気もするので、今はRefrainを楽しみにしてます。
できれば、内容を覚えてるうちにやって欲しいところ・・。
投稿: dr.ume | 2013年4月17日 (水) 01時10分