ダンガンロンパ(最終話:第13話)
▼最終話
「超高校級の希望」か。苗木[ CV:緒方恵美 ]の押したシェルターの解錠ボタンは、果たして希望なのかそれとも絶望なのか―。あのドアの先に何があったのか、やっぱり見てみたかった!それを視聴者に委ねてこその「希望」たりえるんだろうけどね。
江ノ島[ CV:豊口めぐみ ]の用意した苗木を葬るためのお仕置きも、苗木の力の前では何の役にも立たなかったな。コロコロとキャラを変えてくる江ノ島を見ていると、「実はそんなに悪い奴じゃないのでは?」と思ってしまうから、我ながら恐ろしい。
最後はわずか6人になってしまったけれど、これでこの狂気の空間ともおさらば・・・って雰囲気だったのに。モノクマ[ CV:大山のぶ代 ]が普通に動いている?なにやらモノクマ的な物がもう1体?これは続編への示唆なのか、それともゲームの方へのお誘いなのか。
続編を見たいようで、だけどせっかく希望にたどり着いたんだからもう許してあげて欲しいっていう気持ちもあり。
▼意表を突かれる気持ちよさ
「誰が犯人か」っていう推理物の要素も若干はあるけれど、あれだけのヒントで正解にたどり着くのはちょっと無理があるよね。それよりも、事件が起こった経緯だったり、それぞれのキャラクターが持っている心の闇だったり。
思っていたことと全く違う事が起こる、それによってハッとさせられる瞬間がなんとも痛快なストーリーだったと思う。お仕置きやら殺され方やら、あまり穏やかじゃない場面も多くて、しかも人数が毎回減っていくっていう極限状態。見てていたたまれないエピソードも同時にたくさんあった。
そういう重苦しさみたなものは、どうしても最後まで引きずっちゃうよね。
▼疑心暗鬼の連続
ひぐらしが鳴いちゃうほどのレベルじゃないけど、苗木が結構簡単に人を信用しちゃうから、むしろ見てる方は疑り深くなっていくんだよね。コイツはホントに信用できるのか?っていう疑いから入ってしまう。
唯一、霧切[ CV:日笠陽子 ]だけは最後の最後まで信じていた。というより、もう彼女にすがるしかなかったってのが正解かもね。当たり前のように仲間を裏切っていく様子を目の当たりにしていたから、なんとか霧切だけは!って気持ちが強かったかも。
▼ゲームの雰囲気
俺は原作ゲームをプレイしてないから完全に適当な私見なんだけど、たぶんこの作品の作画はゲームの雰囲気を極力再現しようっていうテーマがあるんだと思う。背景のCG的な質感とかは、そもそものこの作品の世界観だと思うけど、それが「閉鎖された異質な空間」を表現するにはピッタリだった。
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