革命機ヴァルヴレイヴ(最終話:第24話)
▼最終話
ハルト[ CV:逢坂良太 ]の死を知った時のショーコ[ CV:瀬戸麻沙美 ]やサキ[ CV:戸松遙 ]の心情は、推して知るべし―という事なんだろうか。それでもやっぱり、彼女たちを守るために戦ったハルトへの手向けの言葉を聞きたかった。
そうは言っても主人公、ルーンを全て消費してしまうような事はないはず。どこかでそんな気持ちがあった。エルエルフ[ CV:木村良平 ]をジャックしている間も、ハルト自身のルーンを消費してしまうなんてね・・。
ハルトの死、そして世界の混乱。終幕としてはまるでバッドエンドとも思えるこの状況、だけどハルトが戦い抜いた信念とでも言うべき強い気持ちは、そんな場面とは関係なく強く印象に残った。ヴァルヴレイヴに映し出されたハルトの記憶と、「ニンゲンシンジマスカ?」の文字が、それに輪をかけて。
▼愚直なヒーローの物語
ストーリーが終盤に近づくにつれて、ハルトに対する感情移入が深くなっていった。思えばハルト自身、自分のその力に苦しんで悩んで、それでも戦っていた。
こと、自分の殻に閉じこもって精神論を唱える主人公がもてはやされる傾向にあるけど、俺はハルトみたいに自分を省みず「ショーコを守る!」という強い信念で突っ走る主人公も良いと思う。その結末が決して美しいエンディングではなかったとしても、その過程に強く共感出来るから。
分割2クールとなったこともあって、映像面では3DCGのバトルもキャラクターの苦悩する表情も、とちらも凄く活き活きしていた。特にヴァルヴレイヴの動きは、単純なロボット兵器と違ってどこか人間っぽい印象すらあった。
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