機動戦士ガンダムAGE

機動戦士ガンダムAGE(最終話:第49話)

▼最終話
融和と和解。戦争は必ずしも一方が他方を打ち負かすだけじゃない。それは俺も否定するつもりはない。だけどなんだろう、この茶番。なんであの状況から、フリット[ CV:井上和彦 ]の一言で、地球連邦とヴェイガンがどうして手を取り合うことが出来るんだろう。だって73年も戦争を続けてたんでしょ?

スケープゴートにされたのは、ゼラ・ギンス[ CV:浪川大輔 ]。最終的に、彼が連邦の敵でありヴェイガンの敵でもあるという、不幸な立場を押しつけられ、そしてキオ[ CV:山本和臣 ]によって救出されるという、何とも納得しがたい戦闘の終結を迎える事になった。

ガンダムという作品には、常々「戦争の虚しさ」と「人の心の強さと弱さ」を感じてきた。この作品もガンダムを冠するのであれば、やはりそれを期待して当然。幼児向けにアレンジされた童話のような、「いつまでも仲良く暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」的な物語を、俺はガンダムを冠した作品で見たくなかった。

▼中盤は良かったんだけど・・
物語の導入であるフリット[ CV:豊永利行 ]編の序盤、そして物語の終盤であるキオ編の終盤。つまり物語の最初と最後が、どうにもいただけない。「世代」をテーマにした世界観と物語は、キオ編の序盤までとっても良い感じだったのに。

今回のガンダムは対象年齢を相当に低くしたっていうことだったんだけど、それがつまり「ぬるい」世界観を許容してしまったってこと?俺は必ずしもそれが正しいとは思えないけどなぁ。それこそよとり教育じゃないけれど、全ての物からトゲを取ってしまったら、後には似たような形の実につまらない物だけが残ることになるよ?

ストーリーのテンポが良くて、確かに飽きはしないんだけど、やっぱり俺にはこれがガンダムだとは思えない。

▼MSがかっこ悪い
ガンダムといえばモビルスーツ。その仰々しいまでの武装だったり、およそ人形兵器とは言えない造形のモビルアーマーだったり、"メカ"という要素に置いては、常に驚きを提供してくれるはずのガンダム。それがどうしちゃったんだろうなぁ・・。

動かしやすさとか、色の付けやすさをある程度は考慮せざるを得ないことはまぁ認める。それにしても、最初から最後まで、特に連邦のモビルスーツがまぁかっこ悪い。そして弱そう。70年経ってこの進歩のなさはどうしたもんだろ。結局、ガンダムに至っても俺はヴェイガンのガンラムレギルスが一番良かったと思う。

▼比べざるを得ない
AGEのテレビシリーズとほぼ平行してOVAがリリースされていたガンダムUC。同じガンダムを冠する作品だけに、どうしてもこの2作品を比べてしまうんだよね。決して比べてはいけないと分かりつつも・・。

結果的にそれは、UCの作品としてのクオリティの高さを再認識することになるわけだけどね。やっぱり多くのガンダムファンが求めるのはUCだと思うし、「裾野を広げる」ことが目的だとしたら、前述のストーリーのぬるさとMSのかっこ悪さは、どっちも致命的だと思うけど。

機動戦士ガンダムAGE(@TBS) / アニメーション制作:サンライズ

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機動戦士ガンダムAGE(第48話)

ゼハート[ CV:神谷浩史 ]アセム[ CV:鳥海浩輔 ]。この因縁の対決がついに決着するときが来てしまったか。それでも最後に、ゼハートがアセムを誘爆に巻き込まないために、自ら機体を遠ざけた場面に、彼の全てが詰まっていたと思う。

そして忘れてはならない、フラム[ CV:寿美菜子 ]の犠牲。彼女が登場した時から、もうその死は避けられないんだろうなという予感はしていた。それはもう、ガンダムシリーズの宿命だよね。だけど彼女の場合、その力を暴走させたわけではなく、最後までゼハートの信念を信じて死んでいった。

ヴェイガンは指揮官という求心力を失い、連邦軍はディーヴァという象徴を失った。特にヴェイガンの場合、これで組織としての力は瓦解に向かう可能性が高いと思う。そしてそれ故に、力の暴走を生みかねないかなり危険な状態。

ガンダム=52話のイメージがあったんだけど、遂にAGEも次回で最終話か。この戦争にどういうけじめをつけてくれるのか、そのフィナーレをしっかりと見届けないと。

機動戦士ガンダムAGE(@TBS) / アニメーション制作:サンライズ

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機動戦士ガンダムAGE(第47話)

セリック[ CV:竹本英史 ]も逝ったか・・。主要なキャラクター以外、例外なく次々と命を落としていくこの作品で、おそらくセリックもヤバいだろうとは思っていたけど、こんな形で・・。キオ[ CV:山本和臣 ]がバーストモードで・・っていう展開を待っていたけど、ダメだったか。

そのセリックが、キオ[ CV:山本和臣 ]に残した最期の言葉。奇しくもその戦い方に対するダメ出し。もちろん、キオがその場でセリックの言葉に従うわけがないと分かっていたし、セリックの死を知った今も同じだと思う。

一方で、FXバーストモードを発動させたキオは、そんな「上っ面」の戦いを捨て、単なる人殺しの兵器の一部になりかけていた。結局の所、キオの心の中には、自分の戦いを否定するような気持ちがあるってことじゃないのか?このままの戦いを続けていれば、おそらくそのツケはキオ自身に返ってくることになるだろうな。

機動戦士ガンダムAGE(@TBS) / アニメーション制作:サンライズ

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機動戦士ガンダムAGE(第46話)

いよいよ最終決戦だな。フリット[ CV:井上和彦 ]に何を言われても、セリック[ CV:竹本英史 ]に諭されても、キオ[ CV:山本和臣 ]は自分の考えを曲げないか。

まぁそれも、フリットの孫だって事を考えれば、その血を引いているということで、頑固な性格もじいちゃん譲りか。ゼハート[ CV:神谷浩史 ]が"エデン"のために手段を選ばない戦いを仕掛けてきている今、それでもフリットは「敵を救う」戦いを続けるんだろうか。

そして遂にこのときが来た。おそらくAGE-FXの前に立ちはだかることになるディーン[ CV:柿原徹也 ]ルウ[ CV:伊藤かな恵 ]との絆があるからこそ、ディーンの命を奪う事なんて、フリットには考えられないだろう。

これこそ戦場における究極の選択。それでもたぶん、フリットはターボモード(だっけ?)を使ってしまうことになるんだと思う・・。

機動戦士ガンダムAGE(@TBS) / アニメーション制作:サンライズ

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機動戦士ガンダムAGE(第45話)

これでゼハート[ CV:神谷浩史 ]がシドを撃破してしまうと、流石にゼハート無双すぎて面白くないところだったんだけど、ここでアセム[ CV:鳥海浩輔 ]と因縁のコンビか。それでも、せっかく出てきた"強敵"がこうもあっさりと退場はちょっとつまらん。

かと思いきや、破壊されたエグザDBの上で再び残光を光らすシドの演出?これたまだ終わってないって事だよな?とは言え、エグザDBがおそらく破壊されてしまったことは事実。ゼハートはこの事実にもっと悔しがるかと思ったけど、むしろホッとしてたようにも見える。

ゼハートとしても、エグザDBがどちらの手に渡ろうと戦局が激化することは明確だった以上、それが失われたことについては、もしかすると安堵していたのかもしれない。しかしこの展開、完全にゼハートが主人公になっとるぞ。今回、キオ[ CV:山本和臣 ]って、出てきたっけ?

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機動戦士ガンダムAGE(第44話)

プロジェクトエデンの真実を知ったゼハート[ CV:神谷浩史 ]イゼルカント[ CV:大友龍三郎 ]に詰め寄るシーンは、ゼハートの気迫が感じられた。そして、この瞬間がまさに時代の動く瞬間になるんじゃないか?そんな期待をも感じさせたのに・・。

「独裁者!」とまでイゼルカントを罵ったゼハートが、イゼルカントがマーズレイに苦しみだしたとたん、何故か急にいつものゼハートに戻ってしまった。しかもあれだけ糾弾していたはずのイゼルカントの思想を、本当にそのまま鵜呑みにしてしまったのか?最後には神になるとか言い出す始末・・。

地球連邦の方はフリット[ CV:井上和彦 ]の前線復帰。これでフリットとゼハートの全面対決の構図か。キオ[ CV:山本和臣 ]の理想には俺は同意しかねるけど、この戦いは戦いで、それこそ泥沼の戦況を予感させるな。

ところで、そのゼハートが対峙することになりそうなあのモビルスーツ。あの特徴的な"羽"とそこから射出されるビットは、キュベレイを彷彿とさせるよね。サイズはかなり違うみたいだけど。

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機動戦士ガンダムAGE(第43話)

強すぎるニュータイプ能力は、自らをも破壊してしまう。これはガンダム作品で語り継がれる世の常。そしてジラード・スプリガン[ CV:柚木涼香 ]もまた、その縛りから抜け出すことは出来なかった。ゼハート[ CV:神谷浩史 ]はその予感を感じ取っていたけれど、それでもこの事態を避けることは出来ず。

最後までジラードと対峙することから逃げ続けたキオ[ CV:山本和臣 ]は、ジラードが最期にキオに向けた言葉を、果たしてどう思ったんだろうか?ジラードの考えは間違っている?過去の出来事にこだわり続けるなんて、愚かなこと?

「戦わずして事を収める」という、キオの「自分なりの戦い」には、少なくとも今回のような、ジラードのような強烈な思いを抱く人物に対して、答えを持っていなければいけないはずだ。何度聞いても、俺はやっぱりキオの戦いには納得できない。フリット[ CV:井上和彦 ]の銃口をおさえたことだけは、正解だと思うけどね。

これで戦況は、地球連邦が一気にヴェイガンを押し戻したことになる。これからは本当の意味で総力戦。キオの言葉が通じるような状況では、もうないと思う。

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機動戦士ガンダムAGE(第42話)

恋人でありライバルでもあったフォーネル[ CV:古島清孝 ]を失った事で、ジラード[ CV:柚木涼香 ]が連邦軍に抱いた恨みと憎しみ。その感情は、フリット[ CV:井上和彦 ]のヴェイガンに対するそれと、オーバーラップして見える。

そんなジラードに相対しても、キオ[ CV:山本和臣 ]は"自分の戦い方"を貫こうとする。身内であるフリットをおさえることも出来ていないキオが、果たして敵であるジラードに対して、その信念が本当に伝わるのか?ジラードだって、今更振りかざした拳を収める事も、到底出来ないはずだ。

そのフリットが出撃し、そしてゼハート[ CV:神谷浩史 ]アセム[ CV:鳥海浩輔 ]も同じ戦場にいる。これで何も起こらないはずが無い。戦場に強く響いた思念は、果たしてイゼルカント[ CV:大友龍三郎 ]のそれなのか、それとも別の何かか。

この戦いは、どうやらクライマックスに続いていくことになりそうだな。

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機動戦士ガンダムAGE(第41話)

アビス[ CV:竹本英史 ]の見立ては至極まっとうだ。本当にキオ[ CV:山本和臣 ]が、今の戦いを続ける事が出来るのか?甚だ疑問だ。

しかしだ。敢えてAGE-FXに装備された「Cファンネル」が、ビーム兵器型のファンネルでは無くて、サーベル型のファンネルという事を考えてみる。AGEシステムにキオの戦いへの意識とかが反映されているとしたら、この武器こそ、確かにキオが求めた戦いを実現するための装備であることには違いない。

そのキオの次の相手となりそうなのは、ルナベース所属でヴェイガンに寝返ったと思われるジラード[ CV:柚木涼香 ]。いかにもヒールな彼女は、おそらく自らの命が救われたとしても、ためらいなくその命でキオを殺しに来るはず。

こういう相手とどう戦うのか。キオの本質が問われる戦いになりそうだ。

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機動戦士ガンダムAGE(第40話)

ガンダムも「AGE-FX」にまで進化したか。「Cファンネル」なるファンネルを装備して、いよいよ最終形だな。あんまりゴツいガンダムは好きじゃないので、AGE-3からダイエットして、シルエットがシャープになったAGE-FXはなかなか好印象。ちょっと配色がイマイチというか、こんなくすんだ色にしなくても良かったのにとは思うけど。

そのAGE-FXを与えられたキオ[ CV:山本和臣 ]なんだけど・・。う~む、キオの選択は"それ"か。ヴェイガンに対する憎しみから、暴走気味にも見えるフリット[ CV:井上和彦 ]が正しいと言うつもりはないけども。

「相手のパイロットを殺さずに戦う」っていう方法は、俺は絶対にとって欲しくなかった選択だ。これはあくまでフィクションの世界での話という前提でね。だってキオは、結果的に戦争の最も悲惨で苦しい部分から逃げてるだけだ。戦争を戦うということは、俺はキオのような上っ面の性善説だけじゃ、成立しないと思ってるから。

世代を重ねてガンダムらしいストーリー展開になってきたところで、このキオの偽善とも言える選択には、かなりガッカリだ。

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