AKB0048 next stage(最終話:第26話)
▼最終話
やっぱり河森正治監督の作品は、歌とステージの見せ方が上手いわ。凪沙[ CV:岩田華怜 ]をみんなが自然と"あっちゃん"コールで盛り上げる場面が、最終話の中でも一番グッと来たわ。最終話でようやく凪沙が主役になったな。
俺はリアルのAKB48の事はあんまり知らないし、ライブも見に行った事は無い。だけど、AKB0048のメンバーが言っていた「歌」に対する気持ちとか情熱が、もし本当のAKB48のメンバーの中にあるものだとしたら、それは素晴らしい事だと思うね。
77期研究生とともにずっとAKB0048を追いかけ続けてきたことになるけど、その77期の中心である凪沙と、そして智恵理[ CV:渡辺麻友 ]の2人が、最後のステージでこうして輝いているところを見られて、嬉しいと同時にすごく安心した。
▼1つのオリジナル作品として
1期同様、俺は「AKBが題材だから」という色眼鏡で見ていたつもりはない。それは俺がAKB48にあまり詳しくないが故、特別な感情を持たずに見る事が出来たからかもしれない。
歌とSFというテーマからして、俺はむしろマクロスの方が近いかなと思っていた。マクロスのAKB版って感じ?恋愛禁止じゃなくて芸能禁止っていうテーマの設定が凄く上手いと思ったし、それ故に凪沙たちAKB0048が歌に全てを賭けるんだ!って気持ちもリアルになってくる。
さすがにマクロスFほど、俺が心躍ることはなかったけれど、それでもやっぱり節々での歌とステージには圧倒されたね。
▼安定した演技力
決して「声優選抜」のメンバーが声優としての力量に長けていたとは思わない。もちろん、プロの声優とはまだまだ大きな壁があると思う。だけど今回の役回りに関して言えば、1期の最終話(13話)でも書いたとおり、文句なしの抜擢だったと思う。
なによりも1期からこの2期にかけて、それなりの期間が開いているにもかかわらず、最初から最後まで一貫してそれぞれのキャラクター演じていた事。これはなかなか凄いと思う。回を重ねる毎に演技力とか声の張り方とか、いろいろ覚えていく技術があると思うんだけど、そういう「差」を感じさせない演技だった。
▼やっぱりライブ
1期同様、やはり2期も見せ場はライブだよね。3DCGを上手く活かしたカメラアングルで、ライブのスピード感の表現はとにかく秀逸。これもフィクションだからできる見せ方なんだよね。その点、やっぱり河森監督の作品作りは上手いと思う。
そしてもう1つ特徴的だったのが、キャラクターの瞳や髪の毛に描かれたハートマーク。あのアクセントが随所で目立って、彼女たちの不思議な雰囲気をより際立たせていたと思う。
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