戦場のヴァルキュリア

戦場のヴァルキュリア:最終話(第26話)

▼最終話
マクシミリアン[ CV:福山潤 ]を倒し、ウェルキン[ CV:千葉進歩 ]アリシア[ CV:井上麻里奈 ]が結ばれる。予想できた結末だけど、まずはこの戦争が終わって一安心というところかな。納得いかないのはファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]の死・・。戦争の混乱も終わり、ウェルキンとアリシア、そしてまだアリシアを諦めていないファルディオの構図はラブコメなら王道だと思うんだけど。時折シビアなんだよね、ストーリーが。さりげなくイーディ[ CV:鹿野優以 ]ホーマー[ CV:庄司宇芽香 ]の後ろをイェーガー[ CV:大塚明夫 ]と思しき人が歩いていたのは憎い演出だった。

▼キャラクターの魅力
この作品でまず目にとまるのはやっぱりアリシアだよね。狙いまくりのあの義勇軍の制服はもちろんのこと、戦争というキーワードはまるで無縁のような明るい性格と、ちょっとツンデレ気味な愛すべきキャラクター。そこにツインテールと絶対領域というビジュアル要素も加わり、ヒロインとしてはかなり無敵の部類でしょ。まずはアリシア効果でググッと世界観に引き込まれ、そしていつの間にか戦争の辛さと虚しさというテーマに物語がスライドしていく。1話を見た段階から、この作品は戦争の描き方がやはりキーになると言うことは感じていたけれど、まずはキャラクターから、それもマイナス面ではなくプラス面で世界観に見ている人を引き込むという意味では、この作品はキャラクターの勝利といって良い。

▼戦争を描ききれたか?
では果たして、物語のテーマである戦争を果たして描ききったと言えるか?犠牲者は少なからずいたものの、俺の心の中ではどうしても戦争をテーマにしたシリアスなストーリーにシフト仕切れなかったところがある。良くも悪くもキャラクターが強いことによる影響だろうか。頭では切り替えてるつもりなんだけど、どうしても最終的な自分の感情まで移入しきれなかった。ウェルキンが最後の最後までウジウジしてたせいもあるかも。元気で明るいアリシアがストーリーから消えた途端、どこに注視して物語を楽しめばいいのか。急にヴァルキュリアの世界から突き放されたような気がした。最初からそれほどアリシアを意識しなければ、また違った見方になるのかも。

▼もっと出来るはず
キャラクターの魅力で責めるからには、やはり絵のクオリティは大事。序盤は非常に安定したクオリティだったと思うんだけど、後半は時々ちょっと微妙?と思えるシーンも増えてきて、ソニー連合による制作の割には及第点ギリギリレベルだったかなぁ。逆にそれだけ高いレベルの物を求めているわけで、黒執事で出来てヴァルキュリアで出来ないってことはないよね?ゲームグラフィックスと同じエフェクトを使う絵については、特に違和感もなく絵ののっぺり感も軽減されて良かったかな。3DCGの戦車とかメカ系の絵と2DCGのキャラクターとの融合については、もはや何の違和感もなく、この辺はさすがだ。

戦場のヴァルキュリア(@TOKYO MX:デジタル) / アニメーション制作:A-1 Pictures

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戦場のヴァルキュリア(第25話)

マクシミリアン[ CV:福山潤 ]イェーガー[ CV:大塚明夫 ]、この二人がどうなったのかが実は一番気になった25話。あの見せ方をするということは、最後に響いた銃声はマクシミリアンがイェーガーを撃った時の音ではないはず?狂気じみてきたマクシミリアンに対して、イェーガーが求める物が段々とずれてきた。仮にイェーガーが撃たれていてもそうではなくても、マクシミリアン軍の崩壊は近い気がする。

マクシミリアンの口から語られた歴史の真実。ヴァルキュリア人が侵略者で、国を治めていたのはダルクス人だったというのも驚いた。ということはコーデリア[ CV:能登麻美子 ]を始めとしたランドグリーズの家系は、侵略者の手から逃れて本来の国家をたてたダルクス人の祖先の血を受け継いでいるというわけか。

次回で最終回ですが、ようやくウェルキン[ CV:千葉進歩 ]も男らしくなってきてファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]も復活。いよいよアリシア争奪戦の最終戦か。勝負は見えてるけども。

戦場のヴァルキュリア(@TOKYO MX:デジタル) / アニメーション制作:A-1 Pictures

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戦場のヴァルキュリア(第24話)

ティアーズ・トゥ・ティアラの24話も凄かったけど、アリシア[ CV:井上麻里奈 ]セルベリア[ CV:大原さやか ]のバトルシーンもこれまた凄い迫力だったな。しかしそれ以上にまさかのコーデリア[ CV:能登麻美子 ]ダルクス人設定。これにはビックリだぞ、マジで。それはつまりガリア公国の成り立ちそのものが否定されることになるんじゃないの?

それにしてもこのアリシアとセルベリアの戦い。セルベリアは一方的なマクシミリアン[ CV:福山潤 ]への愛情で自ら死を選んだわけだけど、どう考えてもこの死は報われていないよな。一方でそのセルベリアを結果的に死に追いやってしまったアリシア。これがさらにアリシアに「戦う意味」を深く意識させたことは間違えない。でも、そのアリシアの考える戦う意味はセルベリアを救えない。何ともやりきれない立場だ。

唯一救いがあるとすれば、ダモン[ CV:塩屋浩三 ]が死んでくれたことだな。こいつが地獄送りでOKというのは視聴者全員一致でしょう。

戦場のヴァルキュリア(@TOKYO MX:デジタル) / アニメーション制作:A-1 Pictures

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戦場のヴァルキュリア(第23話)

ウェルキン[ CV:千葉進歩 ]!いや~、この作品が始まって以来、ウェルキンが男らしい!頼もしい!と思ったのは初めてかも。もちろん、第7小隊のメンバーと正規軍のケンカが始まったところで、なだめると見せかけて自分もブチ切れしたあのシーンです。

そしてもう1シーン。コーデリア[ CV:能登麻美子 ]の護衛を命じられ、アリシア[ CV:井上麻里奈 ]を探して叫び、そして去っていくアリシアに「行くなー!」と大声で呼びかけるウェルキン。こんなに自分の感情を表にはっきりと出して、そして相手にぶつけるウェルキン。これならウェルキンは大丈夫そうだけど・・。

やっぱり気になるのはアリシアの方だ。制服が義勇軍のままで、いつになったら正規軍の制服を着てくれるんだ!?とかそういうことではなくて、(それもあるが、)このままだと精神的につぶれてしまうんじゃないのか?誰もアリシアを支えてあげられず、良いように利用されて・・。もしかしたらセルベリア[ CV:大原さやか ]との戦いで転機が来るのか?過去に知り合いだったようなので、セルベリアの行動や考え方がこれからのアリシアに与える影響は小さくなさそう。

戦場のヴァルキュリア(@TOKYO MX:デジタル) / アニメーション制作:A-1 Pictures

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戦場のヴァルキュリア(第22話)

ウェルキン[ CV:千葉一伸 ]ファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]への怒り、ごもっとも。でも俺はファルディオの言葉も嘘偽り無いファルディオの本心だし、事実としてアリシア[ CV:井上麻里奈 ]の力がなければ、全滅していたことは間違えないと思う。とっちが正しいとか、そういう状態ではもはや無い。

ウェルキンだって分かっているはず。となるとあの怒り、半分以上はもしかしたら自分に向けられているのかも。義勇軍の中で居場所を無くすことになってしまったアリシアを救うことが出来なかった、自分のふがいなさに。アリシアにもウェルキンにもファルディオにも、何一つ良い結果をもたらさなかった、でもそれ以外には正解が無かった今回の事態。アリシアは再びウェルキンに心を開いてくれるのか?いや、この状態だからこそウェルキンとアリシアの関係はより深く強くなるはず。

ところで、アリシアの正規軍制服姿もちょっと見てみたいな~と思ったのは俺だけじゃないはず・・。

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戦場のヴァルキュリア(第21話)

いや~手前みそながら20話の感想で書いた筋書きどおりだったな。誰か俺を演出とシリーズ構成に使ってくれない?(もちろん冗談です。)まぁファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]の行動はかなり分かりやすく見せていたし、ワザと分からせてストーリーに引き込む演出と考えるべきでしょうな。

しかしファルディオは相変わらず全く報われない。今回もアリシア[ CV:井上麻里奈 ]はファルディオの呼びかけには全く目を覚まさず。無線機から聞こえたウェルキン[ CV:千葉一伸 ]の声で意識を取り戻し、そしてヴァルキュリア人として覚醒した。それでも腐らずに、アリシアを呼び続けたファルディオ。さすがにちょっと可愛そう。

しかもこの後、確実にウェルキンとぶつかる。あとはアリシア自身が今回の事を覚えているのかどうか。後々引きずりそうだな。このあたりの登場人物の描き方、ここからの見せ方でストーリーをピークに持っていけるどうかが、この作品の面白さを大きく左右しそう。

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戦場のヴァルキュリア(第20話)

いろいろと思い通りに行かないファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]アリシア[ CV:井上麻里奈 ]との関係も含めて希望を持てる未来はそんなに多くないはずなのに、その状況でも良く頑張れるな~、とちょっと感心していた。男としてはウェルキン[ CV:千葉一伸 ]よりもずっと上だと思うんだけど、アリシアが好きなのはウェルキンなんだよなぁ・・。

そのファルディオを襲ったまさかの第一小隊全滅。セルヴェリア[ CV:大原さやか ]の本領発揮で、結果的にファルディオが判断を誤ったような形に。その顛末がアリシアへの銃撃なのか?おそらくこの銃撃でアリシアはヴァルキュリア人として覚醒することになると思う。演出的にはファルディオが同じヴァルキュリア人であるセルヴェリアへの憎しみから、アリシアを撃ったようにも見えるし、ここで敢えてアリシアを強制的に覚醒させることで、帝国と戦う力を得ようとしたようにも見える。ファルディオの性格と、ヴァルキュリア人に対するファルディオの知識を考えると、後者じゃないかと。

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戦場のヴァルキュリア(第19話)

ウェルキン[ CV:千葉一伸 ]が抑えていた悲しみを爆発させる機会は、以外にも早くやってきた。ブルール侵攻作戦と言いつつも、正面突破であっさり勝利。自分の家出でイサラ[ CV:桑島法子 ]の思い出にふけるウェルキンの心をほぐしたのは、やっぱりアリシア[ CV:井上麻里奈 ]

ま~予想していたとおり、この二人は明らかにくっつきそうな気配ですが、こうなるとファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]は完全にピエロだったな。あれだけウェルキンが人として最低な態度をとり続け、アリシアを泣かせていた。そんな時に優しい言葉をかけ、普段からアリシアを気遣っていたのに、まったくなびかないとは。恋愛なんてそんなもんだけどね。ちょっと可愛そう。

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戦場のヴァルキュリア(第18話)

イサラ[ CV:桑島法子 ]はやはり避けられなかった。イサラの死の瞬間はロージー[ CV:皆川純子 ]の回想で語られたけれど、その死の瞬間とその後のロージーの苦しみ。このあたりの描き方が妙にリアリティがあって、急激にこの作品の雰囲気が重くなった。それだけここが第一小隊にとってのヤマ場だということだろう。

17話の感想ではこの出来事をきっかけにウェルキン[ CV:千葉進歩 ]が人間として成長してくれることを期待した。むしろそれが自然な流れかな?と思っていたが、どうもこのウェルキンは相当にひねくれた性格のようで、おかしな方にスイッチが入ってしまった。アリシア[ CV:井上麻里奈 ]ファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]に何を言われようと効果なし。

ウジウジするわけでもなく、悲しみに決起するわけでもなく、ひたすら無関心を装うとするこのウェルキンの態度。結局は他の第一小隊のメンバーに甘えているだけに見える。でもこれは俯瞰して見ているからこそ言えること。今のウェルキンが置かれている状況は理解できなくもない。一方でここまで徹底的にイサラの死を「割り切った」フリをしていると、本音を吐露するきっかけが果たしてあるのか?このままだとウェルキンは精神的につぶれてしまう気がする。

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戦場のヴァルキュリア(第17話)

イサラ[ CV:桑島法子 ]ロージー[ CV:皆川純子 ]。やっぱりまだギクシャクしてるのか?それともロージーもイサラのことは少なからず認めるようになったのか?そんな二人が精霊節をきっかけに、ようやく仲間としてうち解けようとしていた矢先。まさかイサラが・・・。

アリシア[ CV:井上麻里奈 ]ウェルキン[ CV:千葉進歩 ]、そしてファルディオ[ CV:櫻井孝宏 ]の戦争とは少々距離のあるギクシャクした関係がクローズアップされていたので、余計に現実に引き戻された感じ。そうだ、この作品は戦場が舞台だったんだ、と。

この作品のこれからの展開の重み、戦うことに強い意志を示せないウェルキンのこれからを考えると、イサラが生還する可能性は極めて低い。逆にこの出来事をきっかけにウェルキンは改めて自分の覚悟を問われることになる。戦場に出るというのはどういうことか。大切な人を守れないという事の虚しさや怒り、そして後悔。そうすればアリシアに対して、自分の気持ちを表現することの意義を理解するはず。イサラの死については穿った見方をしてもこの作品を楽しむことはできないと思う。

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