ファイト一発！充電ちゃん!!：最終話（第12話）

▼最終話
あれだけ警戒深度が深かった閃登[ CV:高橋広樹 ]が随分と単純に復活してしまったけれど、総じて上手いことまとめたな～って感じ。ラブコメではあるけど、王道としては誰ともくっつかず誰とも別れず。その王道を地で行く展開。もっと薄い内容でまとまるかな？と最初は思っていただけに、意外なまでにストーリーが詰まっていたので、それほど退屈はせずに見られた気がする。結局ロナ[ CV:平野綾 ]も閃登に懐く展開も驚きはないけど、平和に終わって良かったな～と。2ndシーズンもありそうな思わせぶりな絵もありましたが、果たして。

▼前半はエロとお馬鹿
クイーンズブレイド後に番宣が流れ始めたのは番組開始の1ヶ月前くらいか？とにかく「エロ！」というイメージを受け付けて置いて、始まってみるとそれほどエロでもなかった。とは言え表現的には地上波には少々ムリがあると思われる内容。1話を見たときから「最後はハートフル路線かな？」という予想が立てられるくらいに、前半は飛ばしてた。メインキャラクターも多くないし、人間ドラマというよりはネタ勝負！というイメージが強かったけど、その「ネタ」事態はそれなりに楽しめる内容だったかな。

▼後半は予定通りの方向へ
ぷらぐ[ CV:福原香織 ]とアレスタ[ CV:高垣彩陽 ]がいがみ合わなくなってきたあたりから、ネタからストーリー中心の展開にシフト。正直言ってここから退屈になるかな？と思っていたんだけど、意外や意外。これが結構見られてしまう内容だった。どこが良かったんだろう？エロが抑え気味になったことに加えて、ぷらぐとかアレスタが真剣に充電する姿に見入ってしまうことも。前半エロで惹きつけて、後半ストーリーに目を向けさせる作品は多々あったけど、上手いこと繋いだ珍しい例じゃないだろうか。

▼CSならではの作品
映像表現もそうだけど、ネタ要素の強い作品はどうしても地上波には向かない。となるとOVAかCSになるわけだけど、そういう意味ではこの作品はCSに実にハマる作品だったと思う。映像面ではCSはサイドカット、パッケージではおそらく16：9。AT-Xを16：9のHD画質で見る環境は現時点では無かったわけで、4：3の放送でも問題なし。作画クオリティも原画・動画のレベルにおいては問題なく、クオリティコントロールもしっかり出来てたかな。地上波で放送されたらわざわざ見たいか？と言われると微妙だけど、せっかくAT-Xにお金払ってるなら見ておいても損はしないかな？

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第11話）

放電ちゃんことロナ[ CV:平野綾 ]。悪意に満ちたどうしようもないヤツかと見せて、実は人の愛を知らない寂しい存在だった－。展開としては珍しくないんだけど、後半の比較的シリアスな展開にすっかり慣れてしまったせいか、閃登[ CV:高橋広樹 ]を前にしたぷらぐ[ CV:福原香織 ]とロナのやりとりにはすっかり見入ってしまった。意外とちゃんとしたシナリオが用意されてたんだなぁ。

そんな充電ちゃんも気が付けば次回で最終回か。1クール作品なんだけど、なんかもっと前からやってる気分だな。意外と中身濃かったかも。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第10話）

遂に真の強敵、放電ちゃんことロナ[ CV:平野綾 ]が本格登場。ついでに今回はサービスシーンがてんこ盛り。ストーリーがシリアスに振れてきたので、バランス取りか？閃登[ CV:高橋広樹 ]もあっさりやられちゃうし、これは強敵だ！とは言っても、この作品の特徴から考えれば、ハートフル路線で懐柔かな。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第9話）

漏電ちゃんって、敵じゃない訳ね。そういや最初からクラン[ CV:清水愛 ]とレーカ[ CV:川澄綾子 ]の二人はOPに登場してたっけ。

今回は真面目と不真面目の中間のような、思わせぶりに盛り上げつつしょうもないオチが着くという流れでした。意外と充電ちゃんはこのくらいがバランス良いかも。漏電ちゃんの二人も閃登[ CV:高橋広樹 ]のバットに最後はうっとり、みたいなお約束もついてたし、ナレーション[ CV:三石琴乃 ]の入れどころも面白かった。

たぶん年齢の部分は、サイドカットが取れれば見えてると思います。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第8話）

前半に比べれば超絶シリアスになってきた気がする。あくまで前半と比べると相対的に、という話であって作品としての位置づけは最初と変わってない。それでもぷらぐ[ CV:福原香織 ]もアレスタ[ CV:高垣彩陽 ]も本気で閃登[ CV:高橋広樹 ]に惚れてる気配で、単なるアホなキャラだったぷらぐの位置づけもエンディング付近の思わせぶりなシーンで少々方向転換。

今回の8話もぷらぐが終始手を使えない、という状態で閃登が無理矢理充電させたシーンなんかでは、「おいおい、さすがにやばいだろ！」と真面目に思ってしまうくらいに普通なストーリーが展開される始末。これで良いのか、充電ちゃん！この作品が目指す路線はこっちじゃないと信じたいが。いや、悪い訳じゃないんだけどこの作風でここからシリアス路線に突き進まれても、正直退屈するだけかと。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第7話）

課長に詰め寄るアレスタ[ CV:高垣彩陽 ]。これは引き続きシリアス路線か？それでもぷらぐ[ CV:福原香織 ]登場でシリアス路線は一応終了。メイド服を着せられて使いっ走りにされても思わず応じてしまうアレスタ。完全にMです。閃登[ CV:高橋広樹 ]だけじゃなくて、ぷらぐにもいじめられて喜んでるに違いない。

それでも痛みに耐えるぷらぐの様子が出てきたり、今までとは違ってすこーしだけシリアス要素を残した展開になってます。これからは段々このシリアス要素のボリュームが増えてくることが予想されるけど、こういう風に少しづつ入れてってくれるなら、そこそこ楽しめるかも。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第6話）

充電ちゃん始まって以来のシリアス展開！というふれこみ。充電ちゃんにシリアスは結構白ける展開になっちゃうんじゃないかな～？と少々冷めた目で見ていたんだけど、これが意外といけることにビックリ（笑）。かなりのバカだけど、一生懸命がんばるぷらぐ[ CV:福原香織 ]と、エリートながらそんなプラグが放っておけないアレスタ[ CV:高垣彩陽 ]。変な小細工が無いからそれなりに楽しめたのかも。

もう1つ楽しめた要素としては、意外とぷらぐに友達・先輩が多かったってこと。みんなぷらぐのバカっぷりは理解した上で、ぷらぐの一直線な性格も認めている気がする。ぷらぐとアレスタの二人が中心のストーリー展開だっただけに、この6話の展開はなかなか新鮮だった。

「漏電ちゃん」なる存在もほのめかされ、この先は少しテーマ性と連続性のある展開になりそう。果たしてこの作品がそれに耐えうる内容を見せられるか。ここからは勝負だぞ、制作陣。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第5話）

海！とくれば充電ちゃんの作風から考えてももちろん水着で何かやってくれるかな？という期待があるわけですが、それ以前にのっけからスイーティー・ミリィ[ CV:岡嶋妙 ]が謎の海洋生物の触手をくわえ込んで悶えるシーンでスタート。もうバカかと（笑）。もはやAT-X以外でこの番組を放送できる局は無いんじゃないのか。

ちなみに水着の方はある意味で普通。確かにエロ担のアレスタ[ CV:高垣彩陽 ]がもはや水着とは呼べない物を着ていたり、店長[ CV:三石琴乃 ]の水着と怪しげな趣味が明らかになったりしてはいましたが、基本通常のユニフォームがおかしいのでインパクトが薄いという皮肉（？）な結果に。最後は二人して閃登[ CV:高橋広樹 ]にかっ飛ばされてお馴染みのおしっこ展開ですが、これって喜んでるひといるんですか？ｗ

次回は予告によると「シリアス展開」らしいですが、常にシリアスな物語よりもいつもアホなストーリーの作品の方が実はシリアス展開はやりやすい。いつもの展開とのギャップが大きくなるから、見ている方がそう感じやすくなるしね。あるていどハートフル路線に行くことは予想の範疇ではあるが、果たしてどうなるか。そもそもシリアス展開が控えてるなら、今回みたいなバカ路線で白石涼子をキャスティングとかもったいなさすぎなんですけど。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第4話）

これはちょっと意外な内容だったなぁ。まさかラブコメとして普通に成立するストーリーが来るとは思わなかった。ハートフル路線は勘弁、と思っていたはずなのに今回はストーリーをしっかりと楽しんでしまった。この作品においては唯一と言って良さそうなまともな登場人物、依緒乃[ CV:矢作紗友理 ]がメインだったからかもしれない。

おバカ担当のぷらぐ[ CV:福原香織 ]も今回ばかりは依緒乃と閃登[ CV:高橋広樹 ]をくっつけようと頑張っていたし、エロ担当のアレスタ[ CV:高垣彩陽 ]も普通のツンデレキャラに。こういう方向性は悪くないな。依緒乃のストーリーは次回にも続きそうだけど、さすがに海＋水着では次回は元に戻りそうな気もするが。どうだろう。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀

ファイト一発！充電ちゃん!!（第3話）

アレスタ[ CV:高垣彩陽 ]のMキャラは2話の感想の予想そのままだったな。ヒネリはないけどこういうバカらしい展開は俺は嫌いじゃないな（笑）。ストーリーの流れとか登場人物全般とか、あんまり俺の好みとはフィットしないし、そもそもストーリーを期待する作品じゃないんだろうから、「バカだなぁ～」と笑ってみられる今の展開が良いね。後半はハートフル路線に走るようなので、そうなると逆に耐えられない可能性も。

そうそう、2話の感想に写真を載せたアキバの電気街口でてすぐのところにあったぷらぐ[ CV:福原香織 ]のエロ番宣看板は気づいたら消えてました。どうせならDVD発売くらいまで掲出しておけばいいのに。

ファイト一発！充電ちゃん!!（@AT-X） / アニメーション制作：スタジオ雲雀