劇場版

Wake Up Girls!(第8話&劇場版)

ようやく藍里[ CV:永野愛理 ]のごたごたが一件落着だと思ったら、今度は菜々美[ CV:山下七海 ]か・・。しかも七海の場合はWUGをやめることを何とも思ってない感じだから、余計に困る。

そんな最中で真夢[ CV:吉岡茉祐 ]佳乃[ CV:青山吉能 ]が衝突。まぁ無理もないよ。俺も佳乃の気持ちはもっともだと思うもん。真夢の存在は確かに大きいけど、やっぱり肝心のことを話してくれないんじゃね。

藍里が戻ったことでWUGも1つの壁を乗り越えられたんじゃないかって期待してたんだけど、相変わらずまとまりはないし、歌もダンスもイマイチなままだし、進歩どころかますます後退してる。こんなんで大丈夫か?ちなみに、今回は作画も凄まじいまでの後退っぷり。引き絵なんてもう目も当てられない状況。こんなんで大丈夫か?

▼劇場版

2月28日にBlu-rayが発売されたので、価格も安かったし早速購入してみた。「なるほど~」って何度頷いたか分からないくらい、疑問だった部分が次々と解消される。WUGのユニット名の由来(これは酷かったw)、制服で飛び入り参加したイベント(見せパン履いてなかった理由もね)、メンバーが集められた経緯と真夢の加入した理由。

尺にして50分くらいなので、テレビアニメにすると約2話分。これ、敢えて劇場公開した理由はなんなんだろ?作品の売り込み方としては分からなくもないし、地上波の放送の尺に縛られないストーリー構成が組み立てられるっていうメリットもあるけど、せっかくWUGを楽しんでくれるかもしれない人の数をわざわざ減らしてるような気がしなくもない。

ちなみに、俺は元々テレビ版のWUGも結構楽しんでいるので、この劇場版のBlu-rayもかなり楽しめた。敢えてこういう順番、つまりテレビ版が中盤を越えた位で回想エピソード的に劇場版を見るのも悪くない構成かも。それを意図してのこの時期の発売だとしたら、なかなかやるな。

Wake Up Girls!(@テレビ東京) / アニメーション制作:Order × タツノコプロ

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劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~を見てきた

ネタバレを多く含んでいますのでご注意ください!!

11022701 マクロスFもこの劇場版後編で全てが完結。TVシリーズに始まり、ライブを行脚してきたシリーズの最終章。どんな結末を迎える事になるのか。しかとみとどけるべく、フィルムの傷が少ないうちにと早々に劇場まで足を運びました。

今回の映画のストーリーのクライマックスは、俺の中ではアルト[ CV:中村悠一 ]シェリル[ CV:遠藤綾 ]ランカ[ CV:中島愛 ]の二人の歌と共に、バジュラの女王を包み込むように"舞った"シーンだ。あのシーンにこそ、マクロスFの作品の全てが詰まっていたんじゃないかと思うくらいに。

最後にアルトがシェリルに向けた言葉。あのシーン、アルトの最初の言葉を音として出すか出さないか。制作者の間でも意見が割れたんじゃないか?と俺は思う。敢えて無音にして、口の動きだけをクローズアップするというお約束の演出もあったと思う。だけど、アルトの言葉を音としてフィルムに乗せた。それはアルトの言葉が、すなわち別れの言葉ではなくて、再開を誓う意味を思っていたからだと思いたい。おそらくバジュラの女王は何処かにフォールドした。アルトと共に。

トライアングルにもこれで決着が着いた。ランカは自分の思いをアルトに告げる事が出来たし、アルトも自分の思いをランカに、そしてシェリルに伝えた。TVシリーズには無かったエピソードだけど、アルトが幼い頃に出会っていたシェリルの存在は、この劇場版においてはとても大きな意味があったんだろうな。3人のうち2人が実質不在という、三角関係の結末にしてはちょっと寂しい気もする。

それでも、最後に見せたランカの笑顔。"フロンティア"に到着したフロンティア船団の未来。色々と思うところはあれど、ポジティブな気持ちで前に進める終幕だと思う。この作品を見続けてきて良かった。

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劇場版『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』を見てきた

10122901 テレビシリーズから6年半、そして「RIGHT OF LEFT」から5年。蒼穹のファフナー劇場版を見てきました。東京では池袋のシネマサンシャイン単館上映です。なるべくネタバレの無いように感想を書いてますが、一部ネタバレありなのでご了承を。

▼圧倒的なシナリオ
冲方丁氏の脚本に終始圧倒される。フェストゥムと人類、悪と正義の戦いでは決してない。フェストゥムが来主操[ CV:木村良平 ]という存在を創りだしてまで、人類に伝えようとしたことは何か?操が求めた対話は人類に平和をもたらすものだったのか?何故、フェストゥムと人類はわかり合えなかったのか?考え出すときりがないくらいの疑問が次々と湧き出してくる。

この映画の根本的なテーマは何か?俺は人類の存在意義、人と人との繋がりだと思う。そのテーマが88分の映画に凝縮されて、そして一気に弾けて飛び出してくるような怒濤の展開。ファフナーという作品に心が震えた記憶がある人は、絶対に見逃してはいけない劇場版だと思う。

ちなみにこの劇場版が初見の人は完全にお断りの仕様。上映終了後、「最初から最後まで、全然意味が分からなかった」と言っているカップルがいたけれど、あの人たちはちょっと可愛そうだ。この極上のシナリオを堪能できてないんだから。

▼"生きる"登場人物たち
生きる事の意味、生きたいという人間的な欲望。生と死の間で葛藤する登場人物を描いたテレビシリーズ。この劇場版では、さらに生きることへの想いが強調されていたと思う。それはこの劇場版に至るまでのフェストゥムとの壮絶な戦いと、死んでいった仲間たちへの強い気持ちが感じられた。

そして見所は、やはり最後のシーンだ。一騎[ CV:石井真 ]総士[ CV:喜安浩平 ]が言葉を交わす。angelaの蒼穹がオーバーラップしてくる。あちこちで鼻をすする音が聞こえるくらい、それくらい劇的で、感動的で、そして涙無しには見る事が出来ない。クライマックス。

ところで、カノン[ CV:小林早苗 ]はTVシリーズのショートよりも今回のロングヘアーの方が可愛いな。

▼劇場版らしいハイクオリティな画像
フェストゥムとファフナーの空中戦、水中戦は圧巻の一言。3DCGの凄さをまざまざと見せつけられた。気がつくと食い入るように画面を見つめていた。スピード感、スリル、戦場の緊張感、生きる!というファフナー搭乗者たちの想いまでもが、画面からあふれ出してくる。

上映はフィルムではなくDLP上映。素材はBlu-rayかな?。最近はこの形態で上映するアニメが増えた。コストもフィルムより安いと思うし、最後まで映像クオリティが維持される。アニメとは映像的な相性も良いと思うし、DLP上映の増加は良い傾向だと思う。

蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH / アニメーション制作:XEBEC

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劇場版『機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』をみてきた

10092201 話題作なのでやはり見逃すわけにはいかない。劇場も満員御礼。さすがの人気だ。

▼来るべき対話
テレビシリーズからずっと語られてきたイオリア・シュヘンベルグ[ CV:磯部勉 ]の言葉。既に公開前から明らかにされていたことだけれど、その対話の相手はエルスという呼称を与えられた、人間以外の生命体だった。ストーリーの内容という点に置いては、結局のところそれをどう評価するのか?という点がポイントになると思う。そのポイントに触れる前に、作品全体の感想に触れてみる。

▼影を潜めるキャラクター
正直なところ、作品の性格上、女性向けにもっとえげつなくキャラクターを前面に押し出してくると思っていた。00のウリはイケメンガンダムマイスターであり、この作品を支えた層が求めている欠かせない1つの要素だから。それがどうだろうか。この劇場版では、キャラクターの会話や心理描写よりも、モビルスーツ戦の印象が非常に強く残っている。実際はそんなに多くないんだろうけれど、全上映時間の半分くらいがモビルスーツ戦だったかのようなイメージだ。

キャラクターの見せ場は少なかったけれど、それでも俺はこういうお涙頂戴系の演出には弱くて、刹那[ CV:入野自由 ]の回復を信じて泣きはらしていたフェルト[ CV:高垣彩陽 ]が、意識を取り戻した刹那を見つめる表情。こういうシーンには思わずグッときてしまう。いやぁ、俺って単純だな・・。

▼テレビシリーズクオリティ
映像面はどうだろうか。良くも悪くもテレビシリーズそのまま。HD制作のハイクオリティなテレビシリーズを見せられていたせいか、劇場版でもそれと同じレベルの物が出来上がってるな~という印象。劇場版ならではのメカの細かい描写とかは残念ながら無し。ありとあらゆる爆発がピンク色の似たような爆煙で済まされていたのにはちょっと白けた。

音響面ではドルビーデジタルの5.1ch仕様でテレビシリーズからはグレードアップ。平常時のシーンでは、日本の映画にしてはサイドチャンネルの使い方もなかなか上手い。一方でモビルスーツ戦のシーンでは、音がゴチャゴチャしすぎで、どの音を伝えたいのかイマイチはっきりしない。このへんがハリウッドの戦争映画とかは上手いんだよな~。日本のエンジニアも見習って欲しいね。

▼俺の思うガンダム
今までのガンダムシリーズを見てきた俺にとっては、やっぱりガンダムって戦争が1つのテーマだと思う。そこには人間の生の感情があって、綺麗事だけでは生きていけない現実がある。ときには理不尽な選択を迫られ、自分が生きるため、自分たちの正義を貫くために、非常な決断を下さなければならない。そこにモビルスーツというメカが加わり、ヒロインの女の子が加わり、ニュータイプ等の要素が加わる。俺の思うガンダムの根幹はそこだ。

こう書いた時点で、既に今回の00の劇場版がそれとまったく趣が異なることは明らかだ。結局の所、刹那がエルスとどう対話したのか、何を伝えられ、何を伝えたのか?その肝心の部分は描かれることなく、ラストシーンで上半身がエルスと同化した刹那と、年老いたマリナ[ CV:恒松あゆみ ]が描かれる。メッセージ性という点ではいろいろと感じるところはあるけれど、肝心な部分を描くことを省略するってのはいかがなんでしょうか。

「つまらなくはない。だけど、これはガンダムじゃない」ってのが俺の結論。10月に劇場公開されるガンダムUCの第2話が、結果的にますます楽しみになったことは付け加えておく。

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劇場版『宇宙ショーへようこそ』 冒頭ノーカットSP

10061401 舛成孝二氏の初監督作品、「宇宙ショーへようこそ」。公開がいよいよ6月26日の土曜日に迫り、TOKYO MXで放送された「冒頭ノーカット放送SP」を見てみた。元々この作品については劇場に足を運ぶ予定にしているので、どんなもんかな~と。

冒頭からとにもかくにも日本的な田舎の風景に圧倒される。この時間の経過が遅く感じてもおかしくない純和風の光景のどこに宇宙が絡んでくるんだ?と思うくらいに和風。劇場版ならではだと思うけれど、背景の細かすぎる描写にビックリだ。これは劇場でじっくり見たいな。

主人公5人を演じるキャストは、おそらく画面の中の主人公たちと同じくらいの年齢の子供たちだと思う。演技の深さとかアニメっぽさじゃなくて、この作品のテーマともなるであろう友情を力一杯思いっきり演じてくれていることを期待したい。まだつたない感じは残っているけれど、この作品の雰囲気にはピッタリでしょう。

あとはこの作品がターゲットとする年齢層はどこなのか?という事に尽きるかな。おそらくあまり大きなお友達に向けては作っていない気がする。むしろ夏休みを前に親子連れとかが見て欲しい内容に仕上がっていそうな予感はする。それでも、この冒頭20分ちょいを見た限りでは、無邪気に大人が楽しんでも良いじゃない?子供の頃、こんな事があれば良いな~と思っていた空想が現実になるような、そんな感覚でね。

劇場公開前にテレビで冒頭を放送することが出来るようになったのも、おそらく制作環境がデジタルに移行して劇場フォーマットとテレビ放送フォーマットに大きな差が無くなったからだろう。プロモーション手段としては悪くないと思う。

宇宙ショーへようこそ / アニメーション制作:A-1 Pictures

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『劇場版"文学少女"』を見てきた

10050701 あまり派手なプロモーションが無いので少々埋もれている劇場版の文学少女。まずは結論。これは俺の琴線に触れる作品でした。GW公開のアニメーション映画の中でも秀逸と呼べる作品です。是非、見に行って欲しい。

▼原作未読でも文学に疎くても
ライトノベル原作だけど、俺は原作未読。オフィシャルサイトの触れ込みを見ていると、文学作品にある程度の知識が無いと楽しめないような雰囲気もあるけれど、実際は全くそんなことはないです。一つの心温まる物語として、そして心揺さぶられる物語としてしっかりと構成されていたし、オフィシャルサイトの内容をある程度読んでおけば、十分に作品の世界観を楽しめる内容と作りになっていた。ちなみに、基本的に活字メディアが苦手ながら、この文学少女だけは映画を見終わったその足で、原作本を買いに走ってました。

▼遠子先輩が素敵すぎる
主人公である心葉[ CV:入野自由 ]をはじめ、多くの登場人物が物語を彩る。そんな中でも、やっぱり遠子[ CV:花澤香菜 ]の魅力が前面に出た構成になっていたと思う。心にトラウマを抱える心葉を優しく包み込んでくれるような遠子先輩。時にはその容姿から想像できないくらい行動力のある男前な遠子先輩。文学の魅力を語り出したら誰に求められない遠子先輩。それに加えて、琴吹[ CV:水樹奈々 ]の心葉への恋、そして美羽[ CV:平野綾 ]の心の傷。時にはホンワカするような、時には鋭く刺さるような彼・彼女たちの心の描写は共感を覚えるし、生々しさが物語りへの没入度を高める。

▼原作と映画
早速買いに走った原作、ようやく1巻の「死にたがりの道化<ピエロ>」を完読。映画ではあまり印象に残らなかった千愛[ CV:豊崎愛生 ]にフォーカスがあたっていて、とにかく千愛の心を深く深く掘り下げている。おそらく映画ではあまり描かれていなかった人物たちの心が、原作ではより深く鋭く描かれているんじゃないだろうか。そういう意味では、その全てを映画に期待してしまうと、それはおそらく高評価には繋がらないかな。今回は映画というメディアを使って、この文学少女という作品の魅力を伝えるという意味では、俺は相当に高い評価を与えて良いと思う。あ~、でも遠子先輩のヌード(笑)が見られなかったのは残念だ。OVAリリース予定ですが、どうやら劇場でも近日中にセット公開が始まるようで、これはあと3回見に行かないとダメだ。テレビアニメには・・・この感じだと今年中は予定無しかな。

▼知名度の低さが惜しい
今回は渋谷の映画館で見たんだけれど、ほぼ貸切状態のガラガラ。いばらの王トライガンと比較すると閑古鳥。ひとえにプロモーション下手のせいだと思う。前者2作品はスポットCMをかなり流してるけれど、この作品はテレビでのCMは流してないんじゃない?ストーリーも登場人物もしっかりしているし、遠子が本を食べる以外はアニメ的な要素よりもヒューマンドラマの要素が強い。DLP上映で絵も綺麗(ただし納品素材はBlu-rayらしい)だし、音楽も2chではあるものの落ち着いた弦楽器のBGMが心地良い。作品としてのクオリティも十二分です。時間がある方は是非。

劇場版"文学少女" / アニメーション制作:Production I.G

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劇場版『いばらの王(King of Thorn)』をみてきた

10050301 ここのところ映画という形で良質のアニメーションが供給されることが多くなってきた。この「いばらの王」の劇場版も、その1本に数えられるクオリティなのか。原作は未読ながら、オフィシャルサイトの予告その他を見て興味が沸いたので、早速映画館に足を運んでみた。(4番館の方です。)

▼導入部のスピード感
導入部で一瞬にしてストーリーに引き込まれた理由はA.C.I.S.ことメデューサと呼ばれる奇病。奇病を克服するためのコールドスリープに集まるいわくありげな人物たち。その中でも人目を引く制服姿の双子、カスミ[ CV:花澤香菜 ]シズク[ CV:仙台エリ ]。さらにはこのメデューサの正体が、コールドスリープを開発したヴィナスゲイトの「細菌テロ」であることをほのめかす演出。圧倒的なスピードで事態が変わっていく、そしてシズクとの別れが徐々に近づいてくる事への悲しみが深まっていくカスミの心情。巧みな場面の切り替えによって、これがリンクする。この作品の世界で何が起ころうとしているのか。期待と不安で既に作品の世界観に取り込まれていた。

▼カスミとシズク
事前にオフィシャルサイトのストーリー等を見ていたので、このコールドスリープが不測の事態で中断されることは分かっていた。分かってはいても、何故そんな事態になったのか?どうして植物のツタが大量に絡まっているのか?ありとあらゆる事態が飲み込めないまま、どんどんと被験者が死んでいく。と同時に、やっぱり気になるのはシズクがどうなってしまったのかということ。それほど長くない時間の中で、次から次へと真実が明らかになっていくし、モンスターに追われると同時にメデューサという病にも追われているロン[ CV:乃村健次 ]キャサリン[ CV:大原さやか ]の焦りも伝わってくる。なかなかシズクの手がかりにすらたどり着けない状態に、ヤキモキしてくる。

▼物語の主題が変わる
シズクと一緒にコールドスリープセンターに来たとき、明らかにカスミは引っ込み思案で頼りない印象の女の子だった。シズクの存在無くしては生きていけない、そんな弱さが印象的だった。そのカスミがシズクと再会するため、シズクの存在を求めて生きる事を決意し、そして変わっていく。途中おぼれそうになったりもしたけれど、このカスミの行動力。気がつくと物語の主題がメデューサからカスミに変わっていた。そんな作品の転換に気づいたあたり、確かカスミが銃を持ってモンスターを撃ったあたりだっただろうか。「これはもしかして、カスミとシズクが入れ替わっていたりしないだろうか?」という疑問をふと抱く。なにぶん、メガネと髪型以外でほとんど外見的な差が無かった二人だ。もし何らかの拍子で、アリス[ CV:久野美咲 ]の洗脳という形で入れ替わっていてもおかしくはない。

▼残された物は何か
物語のクライマックスについては、やはり劇場で見て欲しいという思いがあるので、これ以上内容には触れないでおく。俺の中で印象に残った感情、それは今思えばカスミのシズクを思う気持ちだったということになるんだろうか。両親をメデューサで失い、二人残された姉妹に訪れた悲しい出来事。何故生きていくのか、生きていくとはどういう事なのか。カスミもシズクもオリジナルという意味での存在は失われたとしても、「希望の無いところに未来はない」というシズクとカスミの言葉が、残されたカスミの存在と共に息づいている。映像面ではバイオレンスやSFと言えるけれど、この作品の根底のテーマはもっともっと大きくて重い物。それを描ききるだけのストーリーと登場人物、そして映像や演出が備わっていたと思う。

結果、これは劇場で是非見ておいて欲しいと思える良作でした。密度がかなり濃いんだけど、あっという間に上映時間が終わってしまった。テレビアニメとはまた違う、映画ならではのスピード感だと思う。見終わったとは清々しさではなく、どうしてもこの重いテーマが心の中に残ってしまうけれど、それが苦でなければお勧めです。映像面ではキャラクターに3DCGを使っているシーンが結構多い。2DCGのアニメでは難しいカメラワーク(例えばカメラも三次元に動いて、さらに人も動くようなシーン)で使われていることも多く、演出としては納得の範囲。音響面でもアニメらしくセリフが引き立っていて、BGMやSEが邪魔をしていない点は素晴らしかったと思う。

King of Thorn / アニメーション制作:サンライズ

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劇場版『トライガン(TRIGUN THE MOVIE)』をみてきた

10050401 テレビ版のトライガン全26話の放送が1998年4月~9月。実に12年の歳月を経て劇場版として公開されることになったトライガン。当時、OPのHTに痺れバッシュ[ CV:小野坂昌也 ]の愛すべきキャラクターに夢中になった。懐かしさ半分、期待半分に劇場に足を運んだ。

▼変わらないバッシュ
とにかく序盤から、あの愛すべきキャラクターであるバッシュが大暴れ。もちろん、誰かを傷つけたり殺したりする訳じゃない。その強さを決してひけらかしたり脅しに使ったりしない。そして近年のアニメとしては珍しいセル画調の画作り。まだまだセル画のアニメが多かった当時の絵柄と比較しても違和感の無い雰囲気作りは、作品の世界観に引き込むには十分な演出だ。劇場版の新キャラ、アメリア[ CV:坂本真綾 ]のちょっと影があるキャラクターもあって、これは期待できるぞ!という雰囲気。

▼主役が見えにくく
導入部はワクワク感満点だったんだけど、この先は少々微妙な展開に。メリル[ CV:鶴ひろみ ]ミリィ[ CV:雪野五月 ]を交えた絶妙な掛け合い。そこに見事にマッチしているアメリア。この辺はたぶんテレビシリーズや原作が好きな人にはニンマリだろうな~。ガスバック[ CV:磯部勉 ]という敵の存在も明確になってきたあたりから、「この作品って誰が中心にいるの?」という感覚になってくる。バッシュの存在がかなり薄く見えてくるんだよね。アメリアとガスバックの親子関係も、回想シーンから透けて見えてきていて、秘密ではなくなってしまった。

▼テレビシリーズの予習は必須
ガスバックとバッシュの戦いは熱かった。何度もその命を救われ、生きていく事の意味をバッシュから教えられたはずのガスバック。それでも誰かを殺して奪って生きていくことを止めようとしないその姿に、バッシュが最後の銃弾をたたき込む。これこそがバッシュの強さであり、アメリアにとがめられようとも自らの信念を曲げない。ふざけているように見えて、強い心を持っている。あ~、これだよ。これがバッシュだ。最後にようやくバッシュの生き様を見られて、テレビシリーズで感じたワクワク感が蘇ってきた。たぶんテレビシリーズを見ていない(or原作を読んでいない)と、この喜びは味わえない。逆にテレビシリーズで心躍った人たちには、変わらぬこの作品の世界観に思わずニンマリだっただろう。

▼OPはやっぱり・・
トライガンと言えばHT。これ無しに語れないと思う。このためにサントラも買った。だからこそ、OPやEDでHTを使って欲しかった。テレビで流れている劇場版のCMでもBGMはHT。だけど実際にはバッシュとガスバックの戦いのバックでアレンジされたHTが使われていた程度。あの曲を聴かないとトライガンが始まった気分にならないんだよね~。そこは惜しかった。そんなわけで、良くも悪くもテレビシリーズを楽しんでいた人向けの劇場版だったな。

TRIGUN THE MOVIE / アニメーション制作:マッドハウス

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劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~を見てきた

早速見てきました。劇場版マクロスF。相当にハマッたテレビシリーズから1年。果たしてどんな内容か。映画という性質を考えて、極力ネタバレ無しで感想を。

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【↑】映画館はいつも俺がよく行くバルト9。残念ながら舞台挨拶はこんな時に限ってどうしても外せない仕事関係の用事がありパス。夕方の回を予約開始日早々に予約して席をキープ。

事前に雑誌等で告知されていたものの、やはり最初はテレビシリーズと少し違う人間関係に戸惑う。だけどそれも最初だけかな。場面場面でテレビシリーズと役割の違っている人物がいたかと思えば、テレビシリーズ以上に印象的なシーンに仕上がっている場面も。

特に印象的だったのは、アルト[ CV:中村悠一 ]シェリル[ CV:遠藤綾 ]、そしてランカ[ CV:中島愛 ]の人間的な部分が、この映画の中心になっていたこと。短い時間に1クール分をギュッと圧縮しているのでそう感じたのかもしれない。アルトとシェリルの関係はどうなっちゃうの?アルトとランカは?ランカとシェリルは?これはとってももどかしい歯がゆい展開。それ以外にも「人間ドラマ」の部分にスポットを当てたシーンが多くて、非常に見応えがある。

映像面では、まず何を置いてもシェリルのライブシーン。映像のクオリティとか迫力も凄いし、何より舞台演出としてのクオリティが凄まじい。どれだけCGの技術とお金と時間を与えたところで、演出が貧相だと絵に負けてしまう。この劇場版のライブシーンは、アニメの枠を遙かに超えてると断言。全編をとおして新作カットが非常に多くて、テレビシリーズの絵を使っているシーンでも「そうきたか!」と思わず唸るシーンが多々。

何はともあれ、2時間があっという間に終わる凝縮度合いとクオリティ。そしてテレビシリーズとは異なるストーリーで予想が付かない完結編が待ち遠しい。夏頃には公開になるのか?

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【↑】テレビシリーズの絵を使うこともあり、画角は16:9のビスタサイズ。バルト9は全館DLP対応ですが、マクロスFはフィルム上映。音声フォーマットはドルビーデジタル5.1chです。

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劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~

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公式サイトで劇場版マクロスFのタイトルとメインビジュアル、そして上映開始日などの情報が公開されてました。上映開始日は11月21日の土曜日。しかもなんと二部構成。

今回はその前編と言うことですが、タイトルとメインビジュアルからしてシェリル[ CV:遠藤綾 ]が主役となりそう。となると二部の後編はやっぱりランカ[ CV:中島愛 ]なのか?いや、そもそも前編・後編ということは続き物なわけで、そう単純ではないのかも。とにもかくにも非常に楽しみです。

ちなみに上映劇場はそれほど多くないですが、アニメではお馴染みの東急系の配給ではなく東宝系の配給になる模様。そのおかげか関東でもシネコンでの上映が中心。となれば音響や映像面も期待してしまいますが、フォーマットはどうなるんでしょうか?是非ともデジタル2k(DLP)+マルチチャンネルリニアPCMでの製作をして欲しいところですが、どうでしょうか。やっぱりまだフィルム+ドルビーデジタルEXとかかな・・。

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