のだめカンタービレ フィナーレ(最終話:第11話)
▼最終話
やっぱりのだめ[ CV:川澄綾子 ]には千秋[ CV:関智一 ]が必要!まるで幼稚園の先生にでもなってしまったかのようなのだめの姿は、確かに嬉しそうではあるけれど、意を決した千秋の行動こそ、のだめも心の中で望んでいたことだったに違いない。「楽しく演奏したい」、のだめの演奏に着いていける、そして引っ張っていける数少ない存在が千秋だった。今まで強引にのだめを引っ張り出して、千秋の思惑どおりになったことは無かったけれど、そして今後も千秋の思惑どおりにはいかない気がするけれど、今はのだめが楽しく演奏し、そしてその演奏が多くの人に喜びを与えられる時間が出来たことが、ホントに良かった。ホッとした。
▼世界観に引き込むストーリー
テレビドラマ化され、そして映画化までされているこの作品。俺にとってのだめの魅力は、やっぱりストーリー。音楽(特にクラシック、ピアノ等々)については全く知識がないけれど、のだめの世界の音楽にはあっという間に引き込まれてしまう。元々は音のでないマンガ原作だから、アニメ化するにあたっては最も演出に気を遣っている部分だと思う。3rdシーズンだから完全に安心して見ていたけれど、演奏が始まると知らないうちにググッと物語の中に没頭している。最終話でのだめと千秋がベートーベンの「2台のピアノのためのソナタ」を演奏しているシーンでは、楽しそうにそして突っ走るのだめの演奏に思わず顔がニンマリ。あれ、知らないうちに音楽も少し分かるようになってるじゃないか。
▼のだめの心境や如何に
作品の主人公であり、ストーリーの常に中心にいるのだめ。困ったことに、のだめがいったい何を考えているのか、何をしたいのか、直接的な言葉や感情で表現されることがとっても少なくて、これが実にヤキモキさせる。ピアノを続けたいのか、そうじゃないのか。千秋が本当に好きなのか、単に状況に甘えているだけなのか。それでものだめの芯にある「楽しくピアノを弾きたい」という気持ちは、のだめの演奏から多くの場面で伝わってくる。ま~これがかえって混乱する原因になることもあるけれど。そののだめの心境に想像を巡らせ、まるで千秋のようにのだめに振り回される面白さが、この作品の面白いところの1つだ。
▼違和感の無い演奏シーン
オーケストラやピアノの演奏シーンでは、いわゆる「3DCG」を使用。それでも最近のアニメは随分と進化したもんだ。ディズニー系の3DCGとは全く違う方向性で、まさに日本のアニメのための技術。凝視すれば確かに2DCGであるアニメの部分との違いはあるけれど、ポリゴンカクカクで不自然な印象を与える事もないし、おそらく画面から出ている音と映像で出している音はちゃんと合っている(つまり「ド」の鍵盤を押していれば、ちゃんと「ド」の音が出てるって意味です)。こういう細かい演出をキチッとやっているからこそ、作品の面白さもさらに深まるってもんだ。とは言え、最後に登場したドイツの鉄道の外観が日本の某特急の車両ってのは流石にどうかと思いますが・・。
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