バクマン。3(最終話:第25話)
▼最終話
もう誰も最高[ CV:阿部敦 ]と亜豆[ CV:早見沙織 ]を止められない。どうせなら2人の初々しすぎる新婚生活を、もう少し見てみたかったけどね。
これまで最高と秋人[ CV:日野聡 ]が関わってきた、お世話になってきたいろいろな人のマンガ家としての人生が詰まっていた最終話。そして"亜城木夢人"が到達したゴールでもあり始まりでもある「REVERSI」のアニメ化。そして亜豆との結婚。
連載中の作品だとどうしてもストーリーが完結しないで終わってしまう。完結している作品をこうして最後までしっかりとアニメ化する作品が減ってきた中、これぞ最終話!とも言うべきそれこそ3シーズン分の全てが詰まったエピソードだった。
▼初志貫徹の熱血アニメ
2期の最終話感想でも書いたんだけど、やっぱりバクマンって熱血アニメだよね。バトルがあるわけじゃないし、スポ根アニメとの違うけど、マンガっていう若い世代には馴染みやすいアイテムを使った熱血アニメ。
マンガでもアイドルでもそうなんだけど、架空の世界での「大人気」とか言われても、正直なところ実感を伴わないんだよね、普通は。だけどバクマンの場合は、ジャック(ジャンプね)の制作過程やアンケートによる栄枯盛衰、そしてマンガが出来るまでの産みの苦しみをリアルに描写していたことで、シラけた感じが全くなかった。
実際にマンガを書いている人からするとそれでもまだまだフィクションなんだろうけれど、やっぱりマンガを書くって大変なんだなぁと、つくづく思い知らされた。
▼タフな心って大事だ
最高や秋人みたいな、実力だけが勝負の世界で生きている人からしてみれば、これが普通なのかも。だけど平凡を何乗しても足りないくらいに平凡すぎる俺の毎日からしてみれば、こいつらはどこまでエネルギーを出せるんだ!ってくらいに、前向き。
この作品の登場人物は、やっぱりほとんどの人がタフな心の持ち主なんだと思う。あんな激しい競争の中で精神をすり減らせていたら、俺じゃあ持たないような気がする。そういう弱気なことを考えちゃいけないんだ!っていう、そういう教訓になったかな(笑)。
▼最後まで安定した作画
1期から数えると実に75話目!さすがにNHKで放送されるアニメだけあって、この3期も安定した作画で何の心配もなく楽しめた。ちょっとアゴ、とんがりすぎじゃないの?という気もするけど、まぁそういう絵柄だし、結局は気にならなくなる。
3期ではこれまでもっとみたいと思っていた亜城木夢人のマンガの中身も見る事が出来たし、TVアニメとしては非常に安定したクオリティだった。
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