問題児たちが異世界から来るそうですよ?(最終話:第10話)
▼最終話
ペスト[ CV:斎藤千和 ]が魔王の本体・・・という選択は、やはりその名前からして考えにくかったか。ペストっていう疫病の被害が130人で、しかもその1日で収まるって可能性は考えにくいし。
十六夜[ CV:浅沼晋太郎 ]はそれを分かった上でヴェーザー[ CV:岩澤俊樹 ]との戦いを進んで引き受けた・・・というよりも、強い相手と戦いたかったっていう気がするけどね。
飛鳥[ CV:ブリドカット セーラ 恵美 ]のディーン[ CV:浜添伸也 ]のバトルもその巨体からは想像出来ないスピード感だったし、最終話にふさわしいギフトゲームだったな。これで終わりっていうのは、ちょっと惜しい気がする。
▼緻密な世界観
異世界ファンタジーでありながら、"箱庭"の存在からギフトゲームの取り決めまで、その世界観がとにかく精緻にデザインされている印象。それが十六夜の鋭い頭脳をさらに引き立たせる。
俺はこういう「頭を使わせる」作品が好きなので、黒ウサギ[ CV:野水伊織 ]や白夜叉[ CV:新井里美 ]解説を聞く度にワクワクしてた。奇跡の力とかに頼るんじゃなくて、ちゃんとその世界観の理に則ったストーリーの構成になってる点は、言わずもがな。
▼意外とみんな現実的
コミュニティの存在意義だったり、ギフトゲームでの駆け引きだったり、ファンタジーなキャラクターとは裏腹に、問題児の皆さんも含めてみんな意外とリアリスト。このノンフィクションなキャラクターと、フィクションな世界観の融合度合いが見事だったよね。
ちなみに、ヒロインの中ではやっぱり黒ウサギと言いたい所だけど、耀[ CV:中島愛 ]のクールな雰囲気も捨てがたい。
▼世界観を壊さない作画
これで背景がボロボロだったり、バトルシーンのクオリティが低いと興ざめしちゃうんだけど、全10話という尺の短さもあってか、作画クオリティは最初から最後まで文句なしの出来。キャラクターの可愛さと強さの両方が、しっかりと堪能できる良い映像に仕上がっていたと思う。
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