劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~を見てきた
ネタバレを多く含んでいますのでご注意ください!!
マクロスFもこの劇場版後編で全てが完結。TVシリーズに始まり、ライブを行脚してきたシリーズの最終章。どんな結末を迎える事になるのか。しかとみとどけるべく、フィルムの傷が少ないうちにと早々に劇場まで足を運びました。
今回の映画のストーリーのクライマックスは、俺の中ではアルト[ CV:中村悠一 ]がシェリル[ CV:遠藤綾 ]とランカ[ CV:中島愛 ]の二人の歌と共に、バジュラの女王を包み込むように"舞った"シーンだ。あのシーンにこそ、マクロスFの作品の全てが詰まっていたんじゃないかと思うくらいに。
最後にアルトがシェリルに向けた言葉。あのシーン、アルトの最初の言葉を音として出すか出さないか。制作者の間でも意見が割れたんじゃないか?と俺は思う。敢えて無音にして、口の動きだけをクローズアップするというお約束の演出もあったと思う。だけど、アルトの言葉を音としてフィルムに乗せた。それはアルトの言葉が、すなわち別れの言葉ではなくて、再開を誓う意味を思っていたからだと思いたい。おそらくバジュラの女王は何処かにフォールドした。アルトと共に。
トライアングルにもこれで決着が着いた。ランカは自分の思いをアルトに告げる事が出来たし、アルトも自分の思いをランカに、そしてシェリルに伝えた。TVシリーズには無かったエピソードだけど、アルトが幼い頃に出会っていたシェリルの存在は、この劇場版においてはとても大きな意味があったんだろうな。3人のうち2人が実質不在という、三角関係の結末にしてはちょっと寂しい気もする。
それでも、最後に見せたランカの笑顔。"フロンティア"に到着したフロンティア船団の未来。色々と思うところはあれど、ポジティブな気持ちで前に進める終幕だと思う。この作品を見続けてきて良かった。
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