狼と香辛料II:最終話(第12話)
▼最終話
ロレンス[ CV:福山潤 ]はエーブ[ CV:朴ロ美 ]の企みを知っていながら、商売よりもホロ[ CV:小清水亜美 ]との旅を選択した。という理解で良いのかな?最終話で明らかになったエーブの企みは、そのまま黙って連んでいればロレンスにも決して悪い結果はもたらさなかったと思う。おそらく宿屋の場所に店を構えることが出来ただろうしね。それでもその状況がもたらすものはホロとの別れ。それを天秤にかけて、ロレンスは商売に徹することが出来なかった。何とも人間らしい選択と言いますか、ようやく最後で素直になれたか?
▼大人になったロレンス
1stシーズンと比べると、ロレンスが随分と大人になった気がした。前作ではロレンスの「商人」としての側面や才能が強く描かれている印象が強かった。いろいろな相手と商売をするにあたり、持ち前の思慮深さとねばり強さで最終的に利益を持って帰ってくる。だけど私生活ではホロに良いようにあしらわれ、完全に尻に敷かれている。ロレンスってそんな人物って印象だったんだよね。ところが今作では、そもそもロレンスとホロの関係、-特に他愛のない会話のシーンを描くことがかなり多かったこともあり、ロレンスがホロと対等に会話している事が多いように感じた。ホロとの会話のキャッチボールを楽しみ、充実した時間を過ごしてるな~という印象に変わった。
▼それでも読めないホロの真意
ロレンスとホロの会話が随分と弾むようになり、ロレンスの視点から物語を楽しんでいたとしても、相変わらずホロの真意は理解できなかった。途中の感想でも触れたんだけど、それがこの作品の実に楽しい所なんだよね。果たしてホロは何を考えているのか?という想像をいろいろなシーンを見ながら巡らせるのが実に面白い。ロレンスとの旅の終わりを切り出したときは、本心でロレンスとこれからも居続けることを恐れているのか、それとも引き留めて欲しいのか、シーンが進む毎に行ったり来たりで想像しながら楽しめた。そして最後はやっぱり幸せそうなホロの顔。これが見たかったと思わせてくれるような、心の底からの笑顔を見たときだけ、ホロの心の底が見えたような気がする。
▼旅を感じさせる街並み
この作品の画作りが上手いな~と思うのは、どこの街に行っても何となく異境の地というイメージが常に漂っているところ。旅慣れしているホロやロレンスはすぐに新しい街にも溶け込んでしまうんだけど、元々ヨーロッパ風の外国の風景がモデルとなっているせいだろうか、どの街もすぐには俺には馴染めない。それが逆に旅先にいるという緊張感と言いますか、アウェー感を俺には感じさせてくれた。人物の作画は一定のクオリティで安定していたけど、それ以上にそんな風景の描き方に特徴を感じる作品。そういえば今回はホロが狼にならなかったな。ということで、前作ではかなりの迫力があった狼で疾走するシーンや戦うシーンは今回は無しでした。
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