PandoraHearts:最終話(第25話)
▼最終話
うわ~なんだこれ。すげー気になる終わり方なんですけど。結局アリス[ CV:川澄綾子 ]の死の真相は全く分からず。サブリエの悲劇についても新たな情報は全く無し。最終話でオズ[ CV:皆川純子 ]の成長した姿を見ることが出来たのは良かったけども。これだけ引っ張っておいて何にも教えてくれないのはちょっとなぁ。面白かったけども。これは2期をやるよ!という意味ととらえて良いんでしょうか?
▼オズの成長
安易な自己犠牲の考えから、自分が生きていることの意味を考えるようになったオズ。アヴィスに落とされ、アリスと出会い、サブリエの悲劇を知ったことで、自分に出来ることを生きて成し遂げる!という意識に大きく舵を切ったことが、何よりオズの成長だと思う。最終話で実質的に父親から裏切られていた事を知ったにもかかわらず、決して自暴自棄になることなかったオズ。最初は勢いだけの偽善的なヤツじゃねーの?と冷めた思いでみていたのが、いつからかすっかりオズの味方になっていた気がする。ほとんど謎が解き明かされることが無かったこの1期だけど、オズの成長だけでも見るべき物はあった。
▼悶絶級の音楽
OPも含めてこの作品の世界観を盛り上げるのに大きな役割を果たしていた梶浦由記の音楽。懐中時計のオルゴールを含めて、どこか哀愁を感じさせるメロディラインと音の作り方。最初はなかなかこの作品の世界に入り込めなくて微妙な作品として見ていた時期もあったんだけど、そんなときにこの作品への入り口になってくれたのが、音楽だった。そして最終回でボーカル入りとは・・。もう完全にやられました。この音楽は聴く価値ありです。
▼映像面では・・
作画のクオリティにも問題は全くなかった。これは制作スタッフの頑張りを素直に認めるべき。残念なのはもちろんBS-TBSのアニメの画質に対する考え方だよね。画像全体にアナログ映像的なノイズエフェクトを入れてあったので、良い意味で画質の悪さをごまかせたようでもあり、かえってアクセラレートされたようでもあり、少々微妙だったかも。TBSがアニメの映像について他局並みのフォーマットで流すようになったので、おそらくBS-TBSも今期(2009年19月新番)からは同じレベルになってくるはず。この作品がTBSの映像クオリティについて文句を言う最後の作品になって欲しい。
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